こんにちは!Reana です。
今は、どこのショッピングモールへ行っても入っているファストフード店。
日曜日にショッピングモールへ行くと、お昼過ぎても飲食店で行列ができているところは、ほとんどがファストフードのお店。しかも売上の上位は、ほとんどファストフード店舗だと聞いたことがあります。
fast → はやい
food → 食べ物
提供時間も早く味も濃くて、舌は満たされますので、人が求めるのはわかります。私も以前は、利用していました。
以前から、ファストフードは問題視されてきました。
・高カロリーで低栄養
・食物繊維がとれない
一番大きな問題は、トランス脂肪酸。
マーガリン
クッキーやドーナツなど、食感を良くするために使うショートニング。
他にも、自然界には存在しない油たちがトランス脂肪酸です。
何が問題かというと、口にするのはもちろんなのですが、酸化した油を大量に使い、それを常食にしてしまっているのがさらに問題。
肥満の問題だけでなく、脳にも大きな影響を与えると言われています。脳神経細胞に必要なオメガ3系の油が不足すると、トランス脂肪酸が代替えされると言われています。
特に、育ち盛りのお子さんが常食となってしまっては、肥満に加え、
・落ち着きがない
・すぐキレる
など将来に関わる大きな影響を与えます。
ファストフードは、ワンコインで買えて、手軽で美味しいのは分かります。
分かりますが、10年後、20年後、またそのあとの人格形成にも影響を与えてしまいます。
他国の “ トランス脂肪酸取り扱い ” は?
アメリカをはじめ、他の国ではトランス脂肪酸の使用禁止や、表示義務があります。
含有量規制措置を実施
アメリカ
2006年:NY市でレストランなど飲料サービス業に対する規制。2008年:カリフォルニア州でも同様の規制。2013年:食品医薬品局(FDA)が食品への使用規制する方針を発表。
デンマーク 2003年以降段階的に規制。
規則違反は最高2年の禁固刑。
カナダ 2005年:表示義務化。
スイス 2008年:トランス脂肪酸規制。
オーストリア 2009年から規制。
シンガポール
2012年:農食品・獣医局により規制化。
(1年以内に規制に反する製品製造、販売停止、在庫処理をする。)
トランス脂肪酸含有量表示義務化
アメリカ
2006年:連邦政府はトランス脂肪酸の含有量表示義務化。消費者に日常的に取り組める実践的な助言を行う。
韓国
2007年:栄養表示の一部としてトランス脂肪酸含有量の表示義務化。
香港
2008年:栄養表示に関する規定改正。
2010年から全加工食品にトランス脂肪酸を含む栄養表示が義務化。
中国
2013年:包装食品における栄養表示義務規制を実施。トランス脂肪酸含有量義務化。
乳児用食品へのトランス脂肪酸使用禁止。
台湾
中国と原則的に一緒。
自主的な低減措置実施
フランス
2005年、2009年にトランス脂肪酸に関するリスク・摂取状況、多く含まれる食品を公表。
トランス脂肪酸の表示義務はない。
(「 水素添加油 」表示で判断できるようにした。)
イギリス
2007年:英国保健省はトランス脂肪酸低減策を維持しつつ、食品事業者による自主的な飽和脂肪酸の低減を求める。
オーストラリア & ニュージーランド
2007年両政府は心臓病学会、食品業界団体の規制当局は「トランス脂肪酸共同計画」設立。
2009年以降規制は設けず、自主的な取り組みに合意。
各国の取り組みを書いてみましたが、あれ?と感じた方もいるのではないでしょうか?
日本ってこういうの聞いたことないですよね。
残念ながら日本にそういった禁止、表示義務はありません。(2020年2月現在)
日本の対応としては、2012年「国内での規制は不要」という報道がありました。なぜなら、「日本人の平均摂取量はWHO(世界保健機関)の示す基準より低いから」とのこと。
これは、私たちが自分自身で、トランス脂肪酸のこと、どうい影響が身体に与えるのかを理解していないといけないですよね。他国の取り組みをみれば、人間に与えている影響がどういうものなのかわかりますけれども。
私たちができること
だったらどうするのか?と言われれば、食を選べて、買えて、与える立場の大人が一人一人、しっかりと知識をもって生活していくことが必要だと、私は思っています。
すぐに目に見えて影響が分からないからこそ、実行するのは難しいかもしれません。
でもこれだけは、知っておいて欲しいのです。
食は私たちをつくり未来もつくれるということ!
明るい未来が溢れる生き方ができる方々が増えると嬉しく思います。
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